今回は、2023年に発生した地震を調査して、移住にお勧めな地震の影響が少ない地域を解説していくよ!
こんにちは!
当ブログを運営している「タカヒロ @utsurism」です。
群馬県在住の29歳。2023年に住み慣れた岡山から移住して、嬬恋村で生活をしています。 そんな私が、移住生活の楽しさを知ってもらうため、当サイトで情報発信をしています。
日本はよく地震が起こるから不安だな...。
日本は地震大国だからね~(汗)
日常生活で、あまり地震の影響を受けていない地域もあるのかな?
良い質問だね!
早速、地震の統計データを調べていこう!
日本で生活するのであれば、地震による災害は避けられないですよね。
2024年現在でも、南海トラフ巨大地震や、首都直下地震に怯えながら生活されている方も多くいらっしゃると思います。
私も群馬県在住なので、首都直下型地震がどれほど影響するのか心配です...。
本記事では、2023年に観測した地震を調査しました。
そして、調査結果をもとに、うつりズム独自の計算方法で地震の影響が少ない地域を算出しました。
移住地選びにおいても、地震が少ない地域は魅力的ですので、是非参考にしてみてください。
【基礎知識】地震とは
日本人にとっては今更な内容ではございますが、地震についておさらいします。
気象庁のホームページでは、以下の通りに説明されています。
地震とは、地下の岩盤が周囲から押される、もしくは引っ張られることによって、ある面を境として岩盤が急激にずれる現象のことをいいます。この岩盤の急激なずれによる揺れ(地震波)が周囲に伝わり、やがて地表に達すると地表が「揺れ」ます。私たちはこの「揺れ」で、地震が地下で発生したことを知ります。
出典:国土交通省気象庁ホームページ 地震について
日本は、ユーラシアプレート、北アメリカプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートという4つのプレートに囲まれており、これらのプレートが常に動いています。
複数のプレート上にある国は珍しく(他には台湾など)、その分、地震が発生する頻度も増えるというわけです。
【基礎知識】震度とは
日本国内では、揺れの大きさを震度で表します。
震度は、気象庁、地方公共団体及び国立研究開発法人防災科学技術研究所が、全国に設置した計測震度計によって計算された数値です。
階級は「震度0」から「震度7」までの10階級となっています。
気象庁のホームページでは、震度の目安を以下の通り解説しています。
「震度0」や「震度1」は気づかない方が多いのではないでしょうか。
日本人は地震慣れしてしまっているため、震度3程度でも冷静に行動できるのではないでしょうか?(あくまで私見です)
最大震度である「震度7」は、2024年1月の能登半島地震を含めて、7度観測されているそうです。
今回の計算方法について(地震ポイント)
それでは、2023年に発生した地震のデータを元に、移住地としておすすめできる比較的安全な都道府県を調べていきます。
参照したデータは、気象庁の「令和5年(2023年)の都道府県別の震度観測回数表」です。
計算方法は、まず、震度に応じて次の通りポイントを設定します。
震度1 ⇒ 1pt、震度2 ⇒ 4pt、震度3 ⇒ 8pt、震度4 ⇒ 13pt
震度5弱 ⇒ 19pt、震度5強 ⇒ 26pt、震度6弱 ⇒ 34pt、震度6強 ⇒ 43pt、震度7 ⇒ 53pt、
これらのポイントを、地震観測回数で掛けた数字の合計が、その都道府県の数値(地震ポイント)となります。
例:神奈川県 合計155pt.(震度1:42回×1pt.⇒42pt. 震度2:13回×4pt.⇒52pt. 震度3:6回×8pt.⇒48pt. 震度4:1回×13pt.⇒13pt.)
全都道府県を計算後、数値(地震ポイント)が低いほど地震の影響が少ない地域となります。
これらの計算によって、「観測回数は少ないが、1度の揺れが大きい地域」や、「震度は低いが、何度も地震が発生している地域」が除外されます。
最終的に、「地震の観測回数が少なく、揺れも小さい地域」が上位になる仕組みです。
移住にお勧めな地震の影響が少ない都道府県 トップ10と特徴
それでは、最も数値(地震ポイント)が少なかった移住にお勧めの都道府県から、上位10地域を紹介していきます。
日常で地震の影響が少ない都道府県 トップ10
順位 | 都道府県名 | 地震ポイント | 地震観測回数 | 詳細 |
1位 | 鳥取県 | 9pt. | 9回 | 震度1:9回 |
2位 | 佐賀県 | 14pt. | 5回 | 震度1:2回 震度2:3回 |
3位 | 福岡県 | 20pt. | 10回 | 震度1:8回 震度2:1回 震度3:1回 |
4位 | 奈良県 | 23pt. | 11回 | 震度1:7回 震度2:4回 |
5位 | 滋賀県 | 24pt. | 11回 | 震度1:8回 震度2:2回 震度3:1回 |
5位 | 岡山県 | 24pt. | 21回 | 震度1:20回 震度2:1回 |
5位 | 香川県 | 24pt. | 18回 | 震度1:16回 震度2:2回 |
8位 | 京都府 | 30pt. | 15回 | 震度1:10回 震度2:5回 |
9位 | 三重県 | 31pt. | 16回 | 震度1:11回 震度2:5回 |
10位 | 山口県 | 38pt. | 16回 | 震度1:10回 震度2:5回 震度3:1回 |
【グラフ】都道府県別の地震ポイント
全都道府県のデータを以下に掲載していますので、ご自身の都道府県や、移住先で気になる地域がありましたら、ご確認されておくと安心ですよ。(数値が低い方が安心です。)
青色のグラフ ⇒ 地震の観測回数
橙色のグラフ ⇒ 地震ポイントの数値
生活に地震が影響が少ない地域の特徴
上位にランクインした地域には、いくつか共通する特徴があります。
プレート境界からの距離: 上記の地域は、主要なプレート境界から比較的離れた位置にある。
活断層の分布: 上記の地域は、大規模な活断層が少ないため、大規模な地震が発生する頻度が低くなる。
地震活動の集中地域: 日本の地震活動は主に、東北地方や関東地方、九州地方南部など、プレート境界や活断層が集中する地域があります。上記の地域は、これらの地震活動が集中する地域からは遠い位置にある。
これらの条件から、近畿、中国、四国、九州北部が、比較的安心できる地域ではないかと考えます。
番外編:なぜ鹿児島県に地震が多いのか
ここで番外編として、ワースト1位だった鹿児島県(地震観測回数:660回)について考察していきます。
鹿児島県に地震が多く観測されている理由は、以下の通りと思われます。
プレート境界の近接: 鹿児島県は、フィリピン海プレートの近くに位置している。
沖縄トラフの近接: 鹿児島県の南には沖縄トラフがあり、プレートの境界が集中しているため、地震活動が活発。
活断層の分布:南九州の地域には多くの活断層が存在し、これらの断層が地震の発生に寄与している。
火山活動:鹿児島県には桜島や霧島山などの活火山があり、その火山活動が地震を引き起こすことがある。
このように、鹿児島県はプレート境界の近くに位置し、活断層や火山活動が多いことから、地震が発生しやすい地域であると考えられます。
その他にも、上記の条件と一致する地域は地震が発生する頻度が高い可能性がありますので、移住先として選択する場合は、頭に入れておきましょう。
まとめ
地震の影響が少ない都道府県について解説してきたけど、どうだったかな?
地震が少ない(多い)地域には、特徴があるんだね!
僕たちは野生の本能で察知できるけど、人間は大変だね!
その通り!
私にも地震を察知する能力を分けてほしいな!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
地震の影響が少ない都道府県は予想と合っていたでしょうか?
日本は地震大国なので、地震を避けることはできません。
しかし、少しでも安全な地域に移住する事で、地震発生時のリスクは軽減できるかもしれませんよ。
※今回の調査結果はあくまで、地震が日常にあたえる影響を数値化したものです。数値が低ければ、必ず安全というわけではございません。日本は、いつ、どこで、大地震が発生してもおかしくない国です。常に防災の意識は忘れずに持ちましょう。
「私の地域は、全く地震がこないよ!」「地震以外にも、こんな心配があるんだ~」などあれば、コメント待ってます!