今回は、移住の検討を開始してから、移住が完了するまでの流れをお伝えします。
こんにちは!
当ブログを運営している「タカヒロ @utsurism」です。
2023年に住み慣れた岡山から移住して、嬬恋村で生活をしている28歳です。 そんな私が、移住生活の楽しさを知ってもらうため、当サイトで情報発信をしています。
移住に挑戦してみたいけど、何から始めたらいいかわからない…。
初めは、右も左もわからないよね。
そんな、移住初心者さんのために、”移住の流れ”を解説するね!
「移住を決意したはいいものの、何をすればよいかわからない。」そう感じていませんか?
私も最初はそうでした。移住がしたいという気持ちだけ先走ってしまいますよね。
そこで、本記事では、移住初心者さんのために、移住完了までの流れを解説します!
移住経験者目線で解説していますので、よりリアルに想像してください。
とても長い記事になりますので、下の目次から、知りたい項目にジャンプしてください!
まずは、全体の流れを把握していきましょう。
簡易的ではありますが、移住完了案での流れは、以下の図のようになります。
①移住候補地の選定、②移住候補地の物件探し、③物件の内覧を繰り返し、自分の理想的な地域と物件を見出していきます。
その後、意中の物件と出合うことができたら、物件の売買契約に移ります。
契約が完了し、その物件に居住する権利を得たら、タイミングを見て引っ越しを行い、移住が完了します。
では、具体的に各項目を確認していきましょう!
【移住の流れ ①】移住候補地の選定
移住に挑戦する決意が固まったら、まずは移住候補地の選定を行っていきましょう。
初めから1つの地域に絞るのではなく、複数の地域を選定し、深堀しながら徐々に絞っていきましょう。
さっそく重要ポイントになりますが、いきなり1つの地域に絞るのはやめましょう。
日本には、1,700を超える自治体(市町村)が存在します!この中から運命の地域を選定することになるのですが、初めから1つの地域に絞ってしまうと、ほかの魅力的な自治体が見えなくなってしまいます。
移住には、大きな労力と費用が掛かりますので、移住後に後悔しないようにたくさんの地域を調べましょう!
とはいっても、1,700の自治体の全てを調べることはできないので、最初に以下の作業をおすすめします!
譲れないポイントを整理して、地域を絞ろう!
まずは、絶対に譲れないポイント(良い・悪い)を確認します。譲れないポイントを整理しておくことで、移住後に後悔するリスクを減らすことができます。じっくり時間をかけて、譲れないポイントをいくつか提示していきましょう!
私の場合は、
・人口が多くないところ(人混みが苦手なので…)
・軽井沢に近い地域(家族で思い入れのある地域の近く)
・物価が安い地域(貯金が少ないので!)
・スキー場が近くにある地域
譲れないポイントが整理できたら、それを基に地域を絞っていきます。ここでは客観的なデータに基づいて地域を選んでいきましょう。
②都道府県規模の情報を集めて絞る
この時点で、1,700もあった候補から、かなり絞ることができていると思います。
しかし、まだまだ地域が多いと思いますので、都道府県規模の情報を集めて絞っていきましょう。
以下に、私の場合を紹介します。
この時点で私の候補地域は、愛知と静岡を除いた、中部地方と北関東でした。
ここから、私が各都道府県を調べて感じたイメージです。
・長野県と山梨県は、移住希望者が多い地域であることから、移住支援がしっかりしている。
・群馬県は、ネットでも弄られている田舎キャラですが、温泉が多く、良い地域です。
・埼玉県は、他の地域に比べて人口が多いので、候補からは外れそうです。
・新潟県は、冬の豪雪や、フェーン現象など、気候に苦労する可能性があります。
この結果、候補は”長野県”、”山梨県”、”群馬県”に絞ることができました。
③各自治体の情報を集めて絞る
残すは自治体規模での選定となります。
各自治体のホームページを参考にしたり、SNSで居住者の投稿を参考に絞っていきます。
観光客の投稿や情報は鵜呑みにしないで!
またまたアドバイスですが、観光客が投稿した情報は鵜呑みにしないようにしましょう!なぜなら、観光客は短い滞在時間で楽しい観光(経験)をしているからです。
移住後の後悔で、一番多いのは、「住んでみるとイメージと違った」です。
その地域の本当の姿を把握するためには、長く居住している方の意見を重要視しましょう!
ここまでの段階を経て、候補地域が3つほどになっているのが理想です!候補地が少なすぎると、他の地域と比較することができず視野が狭くなってしまいます。本命の地域が初めからあったとしても、対抗として、2県ほどリストアップしておきましょう。
こちらの記事では、移住候補地の決め方をいくつか提案しているので、参考にしてください!
-
移住先の決め方を教えます! 軸となる理由を紹介【決定版 5選】
2024/9/5
今回は、移住への第一歩として、移住先の決め方をいくつかご紹介します。 こんにちは!当ブログを運営している「タカヒロ @utsurism」です。 群馬県在住の28歳。2023年に住み慣れた岡山 ...
【移住の流れ ②】移住候補地の物件探し
移住候補地域が絞れたら、物件探しに移行しましょう!
物件を探す時は、SUUMOなどの検索サイトで探すことに加え、自治体の空き家バンクを活用することをお勧めします。
空き家問題は、各自治体でも問題となっており、空き家問題の解決に注力している自治体では、相場より安い金額で掲載されていることが多いので、おすすめです。
ここでも、候補となる物件を1つに絞るのではなく、複数の物件を候補として、リストアップしておきましょう。現地に行った際に、思わぬ発見があるかもしれませんよ!
物件の候補がまとまったら、いよいよ現地を訪れてみましょう!
【移住の流れ ③】物件の内覧(現地訪問)
物件を内覧する際には、事前に予約をしてから行きましょう!スケジュールを調整することで、少ない日数で複数の物件を見ることができます。
物件の内覧に併せて、「自治体役場」「病院」「スーパー」「コンビニ」の場所を確認しておきましょう。
ここでのアドバイスは、物件以外にも、生活の基盤となる施設の場所を確認しておきましょう!移住後に必ず利用する機会が発生するこれらが、家から遠いと不便です。ご家庭によっては、「学校」の場所も確認しておきましょう。
また、現地の訪問は、複数回行くのが理想です。季節ごとによってメリット・デメリットがあるからです。例えば、避暑地といわれるエリアでは、夏は涼しく快適なのですが、冬は極寒となる地域が多いです。
しかしながら、何度も訪問するのは費用と労力が必要となるので、難しいかと思います。そんな時は、自治体の移住支援を担当している係に相談してみましょう!地域住民にしかわからない情報などを得ることができます!(詳しくは、また別の記事でご紹介します。)
良い物件を見つけることができなかった場合は、”移住候補地の選定”もしくは”物件探し”から作業をやり直します。
意中の物件を見つけることができたら、契約に進みましょう!
【移住の流れ ④】契約(購入申込から物件引渡しまで)
ここまできたら、移住の流れも後半戦です!しかし、ここで気を緩めてはいけません。良い物件を見つけたことに浮かれてしまい、契約がおろそかにならないよう、気を引き締めましょう!
この項目では、売買契約について解説しています。
まずは、賃貸物件から生活を始めるという方は、次の”【移住の流れ ⑤】引っ越し”へジャンプしてください。
ここでの契約は、いわゆる「売買契約」になります。中古物件もしくは、土地に関する売買契約を締結しましょう。
多くの場合は、不動産会社を仲介していると思うので、”売主(現所有者)”、”不動産会社”、”買主(自分”で進めていきます。
契約での大きな流れは、①購入の申し込み、②重要事項説明・売買契約、③残代金の決済と物件の引渡しとなります。
次の項目で、簡易的に流れを説明していきます。より詳しく流れを知りたい方は、以下の記事で詳しく説明していますので、こちらをご参考にしてください!
-
移住で中古物件を購入する方は必見!売買購入までの流れを解説
2024/9/5
今回は、移住後の住居について、中古物件の購入を考えている方向けに、購入の申込みから売買契約までの流れについて解説していきます。 こんにちは!当ブログを運営している「タカヒロ @utsuris ...
購入の申し込み
まずは売主への購入申し込みです。不動産会社から提供される「購入申込書」を記入し、不動産会社経由で売主へ提出します。
購入申込書は契約書ではありませんので、注意してください。
多くの購入申込書では、買主側からの希望条件を記載することができます。例えば、希望売買価格、手付金の金額、売買契約日、引渡し日などです。
以降での本契約を締結してしまうと条件の変更は基本的にできないので、事前に意思を伝えて交渉しておきましょう!
重要事項説明・売買契約
契約内容がまとまったら、売買契約を締結する前に、「重要事項説明」を受けます。
重要事項説明とは、物件の詳細情報、売買の条件に関する説明を受けることです。物件で不明なことがあれば、この段階までに不動産会社に確認しましょう。
説明内容に相違がないことを確認したら、売買契約の締結に進みます。契約書の内容を買主、売主の両者で確認し、署名・捺印を行い手付金を支払います。
手付金の相場は売却金額の5~10% が多いようです。
残代金の決済と物件の引渡し
引渡しには買主、売主、仲介の不動産会社、司法書士、金融機関担当者が金融機関などに揃って行うことが一般的です。関係者が集まった状況で、①ローンの実行、②残金の振込、③登記申請を同時に進めます。
買主が残代金を支払い、売主は土地建物を引渡します。最後に売主から買主へ、物件の鍵を渡して完了です!
ここまでが完了することで、物件や土地を手に入れることができます。
【移住の流れ ⑤】引っ越し
移住先の物件が確保できたら、あとは引っ越し(移住)するのみです。それでは、移住当日までに必要なことをご紹介します!
家財の引っ越し準備をしていこう!
まずは、いたって普通な引っ越しの準備です。
ここでのポイントは、大きな家財を持って行くのか、買い替えるのか検討することです。なぜなら、移住先が遠い場合に、引っ越し費用が高額になってしまうからです。
私も例外でなく、SUUMOの引っ越しサイトでは、相場が16万円となっており驚愕しました。
ちなみに、白物家電は全て買い替えることにしました。
引っ越し時期については、可能であれば、繁忙期を避けたいですね。引っ越し費用をかなり抑えることができます!
また、地域によっては、冬の積雪で運搬や作業が困難な地域もありますので、注意が必要です!詳しくは下の記事で解説していますので、参考にしてください!
在住地域の自治体で手続きをしよう!
在住地域とのお別れは、しっかり行いましょう。
名実ともに移住するためには、住民票を移す必要があります、住民票を移すためには、在住の自治体に転出届を提出しに行きましょう。承認されると転出証明書が発行されますので、こちらを移住先へ持っていきます。
移住先の自治体で必要となりますので、無くさないように大切に保管しましょう!
【移住の流れ ⑥】移住完了
残すは、移住先での作業のみです。まずは、引っ越し日に現地へ向かい、荷物の搬入をしましょう。
そして、移住先の自治体で住民票の異動手続きを行います。担当の窓口に行き、記載した転入届と、移住前の自治体で受け取った転出証明書を提出するだけです。
受理されたら、正式に移住完了です!
引っ越し当日は何かと大変ですので、無理に自治体へ行く必要はありません。
引っ越し日から、14日以内に自治体で手続きをしましょう。
まとめ
長い時間おつかれさま!
移住の流れが、少しはわかったかな?
移住の大変さが少しわかったような気がする!
それと同時に、もっと移住したい気持ちになったよ!
それはよかった!
これから、もっと移住について勉強していこうね。
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
移住の流れが、なんとなく理解できたのではないでしょうか?
「うつりズム」では、より的を絞ったノウハウや、実体験をたくさん投稿しているので、いろんな記事を読んでみてください!そして、あなたの移住が成功へ近づく糧になれたら嬉しい限りです。
一緒に最高な移住ライフを目指しましょう!!