今回は、若者のうちに移住することをお勧めする理由をご紹介していきます。
こんにちは!
当ブログを運営している「タカヒロ @utsurism」です。
群馬県在住の29歳。2023年に住み慣れた岡山から移住して、嬬恋村で生活をしています。 そんな私が、移住生活の楽しさを知ってもらうため、当サイトで情報発信をしています。
最近は、移住に興味を持つ若者が増えたみたいだけど、
若いうちに移住するのはどうなのかな?
私は20代で移住を経験したけど、
若いうちに移住することには、メリットがたくさんあるんだよ。
具体的に、どんなメリットがあるか教えてください!
いいよ!私の実体験も含めて紹介していくね!
ひと昔前では、移住は老後の余生なんてイメージの人が多かったのではないでしょうか。私もそう思っていました。
しかし、現在では、若者も移住に興味を持ち始めているように見受けられます。
それは、SNSの発展に加え、テレワークが推進されたおかげで、場所を選ばずに働けるようになったことが大きいのではないでしょうか。
そこで本記事では、若者の移住を提唱している私(タカヒロ)が、実体験をベースに、若いうちの移住を勧める理由を紹介していきます。
※本記事では、対象を若者に限定した移住のメリットを紹介しています。
全年齢を対象とした、移住のメリット・デメリットについては、以下の記事を読んでください。
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地方移住のメリット・デメリットを解説!後悔しない移住のために
2024/12/8
今回は、移住に興味を持ち始めた移住初心者の方向けに、地方移住のメリットとデメリットをお伝えします。 こんにちは!当ブログを運営している「タカヒロ @utsurism」です。 群馬県在住の28 ...
それでは、始めていきます!
若者のうちに移住することをお勧めする理由
私は、若者のうちに移住することを勧めています。かくいう私も27歳で移住を決断し、28歳で移住を完了させました。
若者のうちに移住することは、移住後の生活に様々な影響があります。
では、何故、若者のうちに移住することを推奨しているのか、理由をいくつか紹介していきます。
体力がある
まずは、なんといっても”体力”です。高齢になると体力が衰えていくのが人間の性です。
移住後は、想像以上に体力を必要とする場合が多いです。
例えば、空き家物件を購入した際の残置物の撤去や、DIY作業、また、農道などの舗装されていない道を歩く場面も出てきます。
体力がある = 出来ることの幅が広がる
移住後に何か挑戦したい(始めたい)という思いがあるなら、体力はあるに越したことはないでしょう。
人生の先が長いため、移住後の選択肢が多い
若者のうちに移住すると、残りの人生にも余裕があります。
そのため、移住先で得られる技術(陶芸や農業など)を学んで、新たに挑戦する時間もあります。
はたまた、移住先に満足できなかった場合に、再度別の地域に移住するという選択も可能です。
残りの余生が短いと、職人の技術を学んだり、更に移住するなどといった時間を必要とする行動に制限が掛かってしまいます。
移住後の人生を充実したものにするためにも、移住先で長い時間(人生)を過ごすことが大事です。
働き口が多い
昨今では、テレワークの推進により、移住後も同じ職を続ける方もいますが、全員ではないでしょう。
現在の仕事を辞め、移住先で仕事を探さなければならない場合、年齢が障壁になる可能性があります。
やはり、会社は若手を欲しています。移住先での就職活動では、”若者”が武器になりますよ。
また、移住後の仕事として、地域おこし協力隊を検討される方も多いと思います。
多くの自治体は、年齢制限がないのですが、一部自治体では、60歳までなどの年齢制限がある場合もあるので、注意が必要です。
家庭などの移住に対するハードルが低い
いざ、移住をするとなった際、家族に理解してもらう必要がありますよね。
結婚、子供、介護などの条件がある家庭では、二つ返事でOKしてくれる事は少ないでしょう。
結婚や子供に関しては、年齢が上がるにつれて確率が上がってきます。そのため、より若いうちの方が、比較的自分の意志だけで移住を決断しやすいでしょう。
安く一軒家を所有できる
都会で生活していると、一軒家(マイホーム)を所有することは夢のまた夢の話です。20代で一軒家を所有している人は、ほんの一握りでしょう。
しかし、地方は土地代が安いため、都会に比べると破格の安さで家を建てることができます。
また、中古物件を選択する場合には、数十万~数百万で、土地と家を手に入れることができます。
借家とマイホームでは、家への愛着が全く違います。
自分好みにリフォームすることも可能なので、日々の生活が充実すること間違いなしです。
若者のうちに移住したからこそ、受けられる恩恵
続いて、若者のうちに移住することで、移住後に受けられる恩恵をまとめてみました。
※高齢になってから移住することで、扱いが酷くなるという意味ではございません。
移住を受け入れる自治体としても、若者や子育て世代の人口を増やしたいと考えています。(人口減少の歯止め、地域の平均年齢を下げたい)
そのため、若者限定の施策や待遇がある地域も多いです。
その中で、私が実感した内容も含めて、いくつかご紹介していきます。
若者向けの移住支援が受けられる
これが最大のメリットではないでしょうか。早速、いくつか例を出してご紹介していきます。
※施策は2024年8月27日時点での内容になりますので、現在は内容の変更や廃止となっている可能性がありますので、ご注意ください。
・千葉県勝浦市-若者単身移住支援事業支援金
千葉県勝浦市では、転入時(移住時)に39歳以下の単身者に対して、就職に関する条件を満たした方に対して、10万円の支援金を受け取ることができます。
当該の支援金について詳しく知りたい方は、自治体のホームページをご確認ください。
・鹿児島県志布志市-若者・子育て世帯移住支援事業補助金
鹿児島県志布志市では、転入時(移住時)に39歳以下であることに加え、いくつかの条件を満たした場合に20万円+α(子供の人数×5万円)の補助金を受け取ることができます。
当該の補助金について詳しく知りたい方は、自治体のホームページをご確認ください。
・長野県長野市-若者・子育て世帯等移住促進家賃支援事業補助金
長野県長野市では、長野市内の賃貸物件に住む移住者のうち、転入時(移住時)に39歳以下であることや、子育て世帯などを対象に、いくつかの条件を満たした場合に、月額2万円(対象経費の2分の1以内)を上限に、最大2年間、補助金を受け取ることが出来ます。
当該の補助金について詳しく知りたい方は、自治体のホームページをご確認ください。
・群馬県東吾妻町-若者起業支援補助金
群馬県東吾妻町では、満年齢40歳未満の者が新たに法人を設立し、事業を開始する場合において、幾つかの条件を満たすことで、1年目(上限100万円)、2年目(上限50万円)、3年目(上限25万円)の補助金を受け取ることが出来ます。
当該の補助金について詳しく知りたい方は、自治体のホームページをご確認ください。
以上、4つの若者向けの支援施策をご紹介しました。
支援の内容は、自治体によって違い、バリエーションも豊富にあります。
しかし、今回紹介した施策においては、いずれも40歳未満という条件がついています。そのため、若者しか受け取ることが出来ません。
このように、若者だからこそ受けられる支援がありますので、若いうちに移住することのメリットといえるでしょう。
地方では若者が歓迎されやすい
若者は移住先で歓迎される傾向にあると言われています。
あくまで、制度ではなく、感覚的な恩恵ではありますが、高齢化が進んでいる地域ほど、若者が歓迎される傾向にあると思います。
これについては、私も実感しています。ご近所付き合いで野菜をいただいたり、飲食店で大盛サービスをしていただいたり、イベントを優先的に紹介していただくなど様々です。
もし、移住したい地域があれば、実際に数日間訪れてみてください。
地域住民の優しさや、若者への待遇の一部を体感することができるでしょう。
生涯の総支出額が減る
地方は都心に比べ、物価が安い地域が多いです。
物価が安いということは単純に、地方では、都心と同じ生活をしていても、お金の支出が少なく済むということです。
そして、人生のランニングコストである食費や日用品の支出が減ることで、生涯での総支出額を減らすことに繋がります。
移住先の地方での生活が長ければ長いほど、効果が大きくなります。
若者のうちに移住して、残りの長い人生の支出を減らし、浮いたお金で更に人生に彩りを加えてみてもいいかもしれませんね。
若者だからこそ受けられる恩恵を3つ紹介していきました。
地方は若者に移住してもらうために試行錯誤しています。
言い方は悪いですが、若さを武器にたくさんの恩恵を受けて、人生をより良いものにするのも大事だと思いますよ。
若者のうちに移住したからこその弊害
ここまで、良いことばかりお伝えしてきましたが、全てが良いことだけではありません。
若いうちに移住したが故の弊害もいくつかありますので、紹介します。
同年代(同級生)が少ない
地域によって違いがありますが、地方は少子高齢化社会になっている場合が多いです。
そのため、同年代が少ないという弊害が生まれてきます。
大人の社会では、年齢をそこまで意識することもないでしょう。
しかし、単身者の場合は、同年代での配偶者探しには、少し苦労する可能性があります。
また、子供の場合は、学校の同級生が少ないことや、スポーツチームの結成に苦労する可能性があります。
ただし、このような地域では、全世代が協力して生活しているという側面もあります。
年齢への隔たりが無い社会での生活を望んでいる方には、デメリットではないでしょう。
娯楽施設が少ない
都心に比べると、地方では娯楽施設が圧倒的に少ないです。(ゲームセンター、カラオケ、遊園地、etc...)
私を例に出しても、趣味のカラオケまで、家から車で40分の場所にしかありません。
このように、近代的な娯楽施設は生活から遠のいてしまうでしょう。
しかし、地方は、自然のレジャー施設が多くあります。(キャンプ場や、海、スキー場、tec...)
元から自然のレジャーを趣味とされている方はもちろん。新たに趣味を見つけることで、娯楽施設が少ないことも気にならなくなりますよ。
若者だからこその弊害を2つ紹介していきました。
移住者目線ではありますが、これらの弊害は、考えを改めることで解決できると考えます。
この他にも、各個人によっては弊害が発生する場合がありますので、実際の生活をイメージすることが大事です。
まとめ
若者のうちに移住を勧める理由を紹介してきたけど、どうだったかな?
若者しか受けられない支援もたくさんあるんだね!
僕もまだ2歳だから、移住しようかな~。
心の声(鹿の2歳って、人間の何歳くらいなんだろう…)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
若者のうちに移住を勧める理由が、少しでも理解していただけましたでしょうか?
私は20代で移住できて本当によかったなと実感しています。そんな気持ちを1人でも多くの方に経験していただきたいというのが本音です。
もちろん、移住に”早い””遅い”はありません。一度きりの人生なので、自分がベストなタイミングで移住するのが一番です。
もし、移住に対して年齢が障壁になっているのであれば、この記事が後押しになっていると幸いです。
以上、「私も若者のうちに移住したよ」「私はこんな恩恵・弊害があったよ」などあれば、コメント待ってます!