今回は、移住地選びの際に役立つ「お試し移住(期間限定移住)」について、詳しく解説していくよ!
こんにちは!
当ブログを運営している「タカヒロ @utsurism」です。
群馬県在住の29歳。2023年に住み慣れた岡山から移住して、嬬恋村で生活をしています。 そんな私が、移住生活の楽しさを知ってもらうため、当サイトで情報発信をしています。
移住地選び難しいな~。
ネットで調べてても、いまいちイメージ湧かないな…。
ネットで調べていると、良いことばかり注目しちゃって、
イメージと現実に乖離が生まれることもあるよね。
そんな時には、”お試し移住”がおすすめだよ!
お試し移住…?詳しく教えてください!
いいよ!お試し移住は多くの人にも活用してもらいたいから
キホンから、しっかり紹介していくね!
移住を検討している中で、ネットの情報だけだと、移住後のイメージが湧かないと感じていませんか?
私もそうでした。
私は岡山県で生活していながら、旅行で1度しか行ったことのない長野県や群馬県の移住地を探していました。案の定、ネットの情報だけだと、全くイメージが湧きませんでした。
そんな時に知ったのが、”お試し移住”という自治体の取り組みです。これを活用することで、より移住地選びが捗ります。
本記事では、現地で移住体験ができる自治体の取り組み「お試し移住(期間限定移住)」について、解説します。
”お試し移住”とは?
お試し移住とは、試しに短期間の移住を体験する自治体の取り組みを指します。
どこに移住しようか悩んでいる方向けに、自治体が支援およびアピールをするための施策なんです。
また、名称は固定されておらず、”お試し住宅”や、”期間限定移住”など自治体によって様々です。
宿泊場所は、ホテルなどの宿泊施設ではなく、自治体が用意した住居になる場合が多いです。より移住した間隔をリアルに体験してもらうためでしょう。
また、滞在期間は、1泊から1週間以内とする自治体が多いです。多くはありませんが、最長で1ヶ月~1年滞在できる自治体もあります。
移住後の生活の不安を解消するため、今では移住地選びに欠かせない重要事項となりつつあります。
なぜ、お試し移住をするの?(目的)
お試し移住をする目的を、利用者と自治体の両視点でご紹介します。
まず、利用者が利用するタイミングは、主に2つあると考えられます。
1つ目は、移住地選びが完了しておらず、実際に滞在して現地を知りたくなった時です。これが一番多い利用機会でしょう。実際に滞在することで、移住地選びを進めることが出来ます。
2つ目は、移住地を決定したうえで、家や仕事探しを行う時です。家探しや仕事探しの度に現地を訪れていると、時間、労力、お金が消耗していきます。しかし、ホテルに滞在するにも費用が掛かってしまいますよね。
そこで、お試し移住を活用する方も増えています。
次に、自治体の目的としては、地域の魅力を利用者にアピールすることにあります。有名な地域と比較すると、地方(田舎)は情報量が乏しく、地域の魅力を伝えきれていないのが課題です。
そこで、地域に少しでも興味を持っている方に対して、お試し移住の場で、より地域の魅力をアピールするチャンスを作っているんです。
このように、利用者と自治体のそれぞれにメリット(Win-Win)がある取り組みだからこそ、多くの自治体で実施されています。
お試し移住のメリット
今では移住地選びに欠かせないお試し移住では、メリットが多くあります。
ここでは週末移住に関するメリット3つ紹介していきます。
・実際の生活を体験できる
短期間ではありますが、実際に滞在することでネットには書かれていない地域の雰囲気や、生活上の問題点などを知ることが出来ます。
また、ホテルなどの宿泊施設ではなく、民家もしくは民家に近い物件に滞在することで、よりリアルに現地での生活を体感出来ます。
地元の人とコミュニケーションを取っても良し。生活上で必ず利用する施設(スーパー、学校、病院)の場所を確認するのも良し。テレワークの仕事環境(電波の強度や環境音)を確認するのも良しです。
お試し移住の期間に移住後の不安を解消しておきましょう。
・スーツケース1つで、移住を体験できる
ほとんどの自治体では、数日間の滞在に必要なものを提供しています。
もちろん、家具や家電、寝具も揃っています。
そのため、自ら用意するものは、期間中の衣服くらいでしょう。スーツケース1つあれば、移住を気軽に体験できます。
また、食事は調理器具を据え置きもしくは、レンタルで利用できますので、現地のスーパーや直売所で食材を購入し調理することが出来ます。最寄りスーパーの立地や、品揃えを確認できるので一石二鳥ですね。
最低限のものだけ用意すれば良いのは、利用者のハードルを下げてくれるでしょう。
・複数の地域を移住体験して比較できる
お試し移住は、最短1泊からの短い期間で利用可能な点が魅力です。
もし、移住先での生活が合わない場合でも、すぐに終わるので安心です。(合わなかった場合は、何故合わなかったのか考えると、他の移住地選びに役立ちますよ!)
そして、お試し移住を利用後の本移住は強制ではありません。(部活に例えると、”仮入部”といったところです。)
そのため、最終的に、別の地域を移住地に選択しても問題ありません。
むしろ、複数の地域のお試し移住を体験して、比較することをお勧めします。
複数の地域を比較することで、より理想の地域を探しましょう。
お試し移住の注意点
次にお試し移住における注意点をご紹介します。
デメリットというほどでも無いですが、注意および意識しておくと良いポイントを4つ紹介します。
・期間を事前に確認しておこう
お試し移住で滞在できる期間は、自治体によって様々です。
基本的には1泊から1週間程度が多いでしょう。
お試し移住中は、職場に通勤することは難しくなりので、何日間滞在する事になるのか確認しておきましょう。
長く滞在したい場合(1ヶ月以上)も条件などない確認しておくと安心です。
・費用を確認しておこう
お試し移住は、基本的に有料での移住体験プログラムです。そのため、物件の賃料や、水道光熱費、食費等は自己負担となります。(賃料は比較的安価に設定されていることが多い印象です。)
そのため、どれくらいの費用負担になるのかは、事前に自治体に確認しておくようにしましょう。
また、自治体によっては、補助金を実施している場合があります。
該当する地域は、あまり多くないですが、併せて確認することをお勧めします。
・お試し移住は1度しか体験できない場合が多い
お試し移住で借りられる民家は、ホテル等の宿泊用途ではなく、移住地選びのための滞在用途です。そのため、お試し移住は基本的に1度きりの場合が多いです。
1度の滞在で、しっかりと現地を体験しましょう。
また、現地でやり残しが発生しないように、事前に「確認したい事項」や「移住後の生活」を考えておくことが大事です。
お試し移住は、旅行者目線ではなく、生活者の目線で、地域の暮らしを想像しながら見ることが大切です。
自治体が用意してくれた機会ですので、真摯に目的を持って取り組みましょう。
お試し移住の申し込み方法は?
お試し移住は、施設を運営している自治体や企業に直接申し込みます。
多くは、「申込」⇒「担当者と事前相談」⇒「日程調整」⇒「予約完了」という流れになります。
詳しくは、気になる自治体や企業のホームページの、移住に関するページもしくは、ポータルサイトを確認してください。
お試し移住に関する情報がありましたら、内容に従い申込を進めてください。情報が無い場合は、移住支援を担当している課に、電話やメールで確認してみるのが確実です。
また、都道府県規模で移住支援を行っている地域も多くあります。そのため、都道府県が作成した移住ポータルサイトを確認するのも良いでしょう。
まとめ
ここまで”お試し移住”について解説してきたけど、どうだったかな?
事前に短期間の移住体験ができるのは、とてもありがたいね!
気になる地域がたくさんあるんだよね~。あっちと、そっちと、こっちと……
全部、お試し移住してたら何年かかるやら…。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
お試し移住(期間限定移住)を理解していただけましたでしょうか?
お試し移住することで、移住後の不安やリスクを解消することが出来る、嬉しい取り組みです。
今後は、移住地選びに欠かせない企画として、より普及していくでしょう。
ぜひ、有効活用して、地方(田舎)の魅力を更に見つけていきましょう。
「私もお試し移住を体験したよ」「お試し移住の失敗談」などあれば、コメント待ってます!