最近、ガソリン代が高くなって「満タンにするたびにため息が出る…」なんてこと、ありませんか?
実は、私も以前は同じように感じていました。毎月のガソリン代がじわじわ増えていくのに、どう節約すればいいのか分からない——。
でもある日、「運転の仕方やちょっとしたチェック」だけで、月3,000円以上もガソリン代を減らせることに気づいたんです。
日ごろの運転方法や車の使い方を見直すだけで、お金や手間もかかりません。
この記事では、車の知識がない初心者の方でもできる節約テクニックを厳選して紹介します!
今日から誰でもできる“ちょっとしたコツ”だけで、あなたのカーライフをぐっとお得にしちゃいましょう!
ガソリン代の節約は運転の工夫から!この記事では、初心者でもできる燃費改善テクニックを厳選して紹介。(運転時の工夫5選 + ガソリンスタンドの工夫4選)月3,000円以上の節約を実現する実践法とおすすめグッズも解説。
1. まずは燃費を悪くする運転習慣を知ろう
ガソリン代の値上がりが続く中、「少しでも節約したい」と感じているドライバーは多いはず。
そのために、まずは「燃費を悪化させる運転習慣」を知ることから始めましょう。
特に燃費の悪い運転とされているのが、以下の4つです。
「無意識のうちにしちゃってる...」と思ったあなた!燃費を改善させて節約するチャンスです!
以降の項目で紹介する「燃費改善テクニック5選」と「ガソリンスタンドでの節約術4選」を参考に、運転習慣を見直してみましょう。
2. 初心者でもできる燃費改善テクニック5選
ここからが本題の「初心者でもできる燃費改善テクニック5選」を紹介していきます。
今回は、車に詳しくない人や免許取りたてのひとでも出来て、なおかつ即効性がある燃費改善テクニックだけに絞って紹介します。
どれも簡単にできるテクニックですね。
以降の項目で、もう少し細かく解説していきます!
① やさしいアクセル操作・早めのアクセルオフ
燃費改善テクニック①は、やさしいアクセル操作・早めのアクセルオフです。
これはよく聞くテクニックですよね。
車はアクセルを踏むことで燃料(ガソリン・軽油)が消費され、車が動く力に変わります。
燃費の悪いといわれている急発進・急停車を人間で例えると、職場や学校に全力疾走で向かって、赤信号の度に急停止しては、また全力疾走で走るを繰り返している状態。
はたまた、燃費の良いやさしいアクセル操作・早めのアクセルオフを例えると、ジョギングしながら赤信号が見えるとウォーキングに変えている状態。

後者の方が、エネルギー(体力)の消費が少ないことがイメージできますよね。
このように、動くため消費した燃料を無駄遣いしないことが燃費改善のポイントなんです!
特に停車から発信する機会は、街乗りではたくさんあるので燃費改善のチャンス!
操作方法は、いきなりアクセルを踏むのではなく、クリープ現象を利用しながら徐々に加速するようにアクセルを踏んでいきます。
前の車両が急加速したからといって、ピッタリとくっついていく必要はないので、発進時・巡行時ともにゆっくり加減速することを心がけましょう。
なお、エコドライブ普及推進協議会の発表によると、ゆっくりと加速するだけで、燃費が約10%改善するようです。(出典:国土交通省 エコドライブ10のすすめ)
② 荷物を減らして軽量化
燃費改善テクニック②は、車に載せている荷物を減らして軽量化すること!
「毎回荷物を下ろすのは面倒だから...」と心当たりがある人もいるのではないでしょうか?

荷重と燃費については、100kgの重さが加わることで燃費が約3〜5%悪化すると言われています。(出典:国土交通省 エコドライブ10のすすめ)
たかだか3〜5%と感じるかもしれませんが、日々の「ちりつも(塵も積もれば山となる)」が大事です。
週末だけ使用するアウトドア用品などを乗せたままにしている方は、平日はなるべく車から下ろすように心がけましょう!
③ エアコンの使い方を工夫する
燃費改善テクニック③は、エアコンの使い方を工夫することです。

車のエアコンが燃費にも影響するって知っていましたか?
簡単に説明をすると、エアコン(A/C ONの状態)を使用するために作動する「エアコンコンプレッサー」と呼ばれる装置により、ドライブベルトやエアコンベルトへの運動抵抗が増えるため、結果的にエンジンの消費燃料が増加するんです。
燃料(ガソリン・軽油)の消費が増加するということは、燃費の悪化につながるということになります。
なお、エアコン使用時は約10%の燃費悪化が見られるというデータもあります。
エアコンのつけ過ぎには注意をして、適度な範囲で使用していきましょう!
④ エコドライブモードを活用
燃費改善テクニック④は、エコドライブモードを活用することです。
車種にもよりますが、最近の車には「ECOモード」が搭載されていますね。

「ECOモード」をONにすると、アクセルペダルの反応がマイルドになり、エアコンの効きが抑えてくれます。
そうです。【燃費改善テクニック①】と【燃費改善テクニック③】で紹介した方法を、自動的に制御してくれるんです。
「なかなか燃費の良いアクセル操作が出来ない」、「無意識にエアコンを過剰使用してしまう」という方は、まずは「ECOモード」をONにして、燃費の改善を体感しましょう。
⑤ タイヤの空気圧をチェック
燃費改善テクニック⑤は、タイヤの空気圧をチェックすることです。
タイヤの空気圧が低下すると、タイヤと道路の設置面が増えるため、転がる際に地面からの抵抗を多く受けてしまいます。
タイヤが転がりにくいと、よりパワーが必要になるので、燃料(ガソリン・軽油)の消費が増加してしまうんです。
でも、空気圧チェックと言われると「なんだか難しそう...」と思いません?
実は、ガソリンスタンドで簡単にチェックすることができます!
わかりやすく解説してくれている動画がYouTubeにはたくさんありますので、参考にわかりやすいと感じた動画を掲載しておきます。
なお、「自宅で簡単に空気圧チェックをしたい!」というやる気満々な方には、車のシガーソケットで使える「小型のエアコンプレッサー」がおすすめです!
車載工具として、万が一のパンク時にも活躍してくれます。
2000円以下で販売されている物がほとんどなので、1つ所持しておくと便利です。
タイヤの空気圧チェックは、月1回行うのがベスト。
毎月の月初にチェックする習慣をつけて、燃費を改善させましょう!
3. ガソリンスタンドでの節約術4選
ここまで燃費の改善方法について紹介してきましたが、視点を変えてガソリン代そのものを節約する方法を考えていきます。
ガソリン代そのものを節約する方法は、以下の4つがあります。
店舗によって、イベントや内容は異なりますので、実践できる方法を参考にしてください。
以降の項目で、もう少し細かく解説していきます。
⑥ 大手ではない安いガソリンスタンドを利用する
ガソリン代を節約する方法①は、大手ではない安いガソリンスタンドを利用することです。
ガソリンスタンドといえば、「ENEOS・出光・コスモ石油」が有名ですよね。
でも、街中を見渡すと、それ以外のガソリンスタンドもちらほら...。しかも安い...!(いわゆる格安スタンド)

「でも、知らないガソリンスタンドだから入りづらい」と思っている人も多いのでは?
安心してください。実は大手石油会社(ENEOS・出光・コスモ石油)と品質は変わらないんです。
なぜなら、格安スタンドのガソリンは、大手石油会社(ENEOS・出光・コスモ石油)が生産したガソリンの余剰分(自社の系列店などに補填した残り)を仕入れて販売しているからなんです。
決して、水で薄めたりはしていないので安心してご利用ください。
ただし、格安スタンドには「現金のみの支払い」といった制限がある店舗もございますので、事前に確認されることをおすすめします。
⑦ 公式アプリで割引を受ける
ガソリン代を節約する方法②は、会員カード・アプリで割引を受けることです。
「ENEOS・出光・コスモ石油」といった大手ガソリンスタンドには公式アプリがあります。

公式アプリでは、定期的にクーポンが配布されており、1リットルあたり2〜5円の割引が受けられることも。
40リットル入る車(ヤリス・プリウス・ノートなど)では、1回の給油ごとに80円~200円の節約になります。
さらに、楽天ポイント・Tポイントなどを併用すればWでお得になります!
⑧ 給油する曜日を工夫する
ガソリン代を節約する方法③は、給油する曜日を工夫することです。

多くのスタンドは週末(金〜日)に値上げする傾向あります。
ガソリンの需要が増えるタイミングで値上げをすることで、事業者は儲かるからです。(年末年始も毎年値上がりしますよね。)
そのため、平日(月〜木)に給油するのが節約に繋がります。
ただし例外もあり、利用者を増やすためにあえて休日に特売日を設定しているガソリンスタンドもあります。
そういったガソリンスタンドは、毎週必ず指定の曜日を特売日としていますので、覚えておくと良いでしょう。
⑨ ガソリン特化型クレジットカードを活用
ガソリン代を節約する方法④は、ガソリン特化型クレジットカードを活用することです。

各ガソリンスタンドでの支払いに、【ENEOSカード・出光カード・コスモカード】を利用すると、1リットルあたり約2円の割引が受けられます。
40リットル入る車(ヤリス・プリウス・ノートなど)では、1回の給油ごとに80円の節約になります!
少しでも節約したいという方は、よく利用するガソリンスタンドのカードを作ってみてはいかがでしょうか。
4. 実際にどのくらい節約できる?
ここまで、いくつかの節約術を紹介してきましたが、実際にどのくらい節約できるのでしょうか?
以下の利用想定で算出してみます。
- 月間ガソリン代 ≒ 13,333 円
- 月間走行距離:1,000 km(通勤通学で使用する場合の平均)
- 平均燃費:12.0 km/L(=月間消費量 ≒ 83.33 L)
- ガソリン代:160 円/L
上記の場合では、月額で約13,333円がガソリン代として支払っている事となります。
そこで、これまで紹介してきた内容を実践した場合の節約額を計算すると以下のとおり。
| 節約策 | 想定効果 | 月の節約額(概算) | 基準比 |
|---|---|---|---|
| ①やさしいアクセル操作 | 燃料消費 -10% | 1,333 円 | 5.0% |
| ②荷物を減らす(軽量化) | 燃料消費 -2% | 267 円 | 2.0% |
| ③エコドライブモード活用 | 燃料消費 -5% | 667 円 | 5.0% |
| ④エアコンの使い方を工夫 | 燃料消費 -5% | 667 円 | 5.0% |
| ⑤タイヤの空気圧チェック | 燃料消費 -2% | 267 円 | 2.0% |
| ⑥安いスタンド利用 | 価格差 -5 円/L | 417 円 | 3.1% |
| ⑦会員カード・アプリ割引 | 価格差 -3 円/L | 250 円 | 1.9% |
| ⑧給油曜日を工夫 | 価格差 -2 円/L | 167 円 | 1.3% |
| ⑨ガソリン特化カード | 価格差 -2 円/L | 167 円 | 1.3% |
⑥と⑧⑨は併用しないことを考慮すると、以下のように改善されます!
- 月間ガソリン代 ≒
13,333 円→ 10,131円(約3,200円)- 月間走行距離:1,000 km(通勤通学で使用する場合の平均)
- 平均燃費:
12.0 km/L(=月間消費量 ≒ 83.33 L)→ 15.1 km/L(=月間消費量 ≒ 66.19 L) - ガソリン代:
160 円/L→ 153円/L
たったこれだけのことで、1か月あたり3,200円の節約になりました!
まとめ:小さな積み重ねが大きな節約に
今回紹介した内容は、どれも今日から誰でもできる簡単な節約テクニックばかり!
日常の運転を少し意識するだけで、月額3,000円以上の節約が現実になります。
さらに節約を加速させたいなら、燃費改善に役立つグッズや、より専門的なメンテナンスを行うのも効果ありです。
ぜひ色々な節約法をお試しあれ。



