今回は和室の底冷えを軽減するためのDIYをやっていきます!
これは、田舎の中古物件に移住した男が、素人DIYで理想の家にリフォームした時の記録です。
早速ですが、この記事を読んでくださっている方は、こういった悩みや願望をお持ちじゃないですか?
・和室の床(畳)が冷たい
・畳の隙間から風が入ってくる
・DIYしたいけど、工具を全く持っていない
・なるべく安い費用でDIYできないかな?
そんなあなたに、うつりズムから下記を提案します!
低コストな透湿防水シートを使って、床からの冷気を防ごう。
本記事では、私が実際に行った「透湿防水シート」を活用した和室の床断熱DIYの方法を紹介します。
うつりズムの我が家にも和室が2部屋あるのですが、冬場は床から冷気を感じることが多いです。
そのうちの1部屋に関しては寝室にしているため、
床との距離も近く、寒さで目が覚めてしまうこともしばしば...。
このままでは睡眠の質が下がってしまう一方なので、
まずは低コストで、床下からの冷気を塞ぐDIYを実践したので、ぜひ参考にしてみてください。
和室DIYの概要
今回は、和室の底冷えを軽減させるために、簡易的なDIYを試みました。
和室は床(畳の下)に隙間があることが多く、その隙間から冷気が上がってくるため、
冬はひんやりと感じてしまいます。
そこで、床下からの冷気を防ぐために、
「遮熱・透湿・防水」の効果がある透湿防水シートを畳と床の間に施工していきます。
シートを1枚敷くだけなので、大きな変化ではありませんが、
低コストである程度の改善が見られるため、オススメです。
和室DIYに必要なもの
必要なものは、以下の通りです。
資材
・透湿防水シート
・気密テープ
工具
・タッカー
・ハサミ or カッターナイフ
・定規(無ければ、直線が引ける長い物)
・えんぴつ
和室DIYの手順
それでは和室の床(畳の下)に、透湿・防水シートを施工する際の手順について解説します。
手順① 和室の畳を剥がす
はじめに、和室の畳を剥がして、邪魔にならないスペースへ避けておきましょう。
和室の畳は、プロが床に対してぴったりのサイズで作られている場合が多く、
そのままでは簡単に剥がせません。
まずは、畳と畳の隙間にバールなどを差し込み、引っ掛けて持ち上げましょう。
一枚が剥がせると、残りは簡単に剥がすことができます!
手順② 和室の床の掃除をする
普段、掃除をすることがない和室の床なので、かなり埃や砂が溜まっています。
透湿・防水シートを施工する際に、砂とシートが擦れることによって破れてしまうリスクがあるため、
はじめに床を綺麗にしておきましょう。
また、水を使って拭き掃除をした場合は、
念のため、乾くまで待ってから次の手順へ進んでください。
手順③ 透湿防水シートを仮置きし、必要な長さでカットする
いよいよ透湿・防水シートの登場です。
透湿・防水シートを実際の床に仮置きし、必要な長さでカットしましょう。
透湿・防水シートには表裏があります。(多くの製品は、文字が書いてある側が表です)
透湿・防水シートは外装工事に使用する物であるため、床への敷設に対する正しい向きは存在しませんが、向きによって効果が変わることが想定されるので注意してください。
シートの向きは、床の板に対して平行でも垂直でも問題ありません。
4畳や6畳など、床の面が長方形の場合は、長い辺に対して平行にシートを敷くと
カットの回数が少なるので、おすすめです。
カットする際には、床の長さ+数cmでカットしてください。
「+数cm」する理由は、シートを壁に対して数cmの立ち上げをするためです。
そうすることで、床と壁の隙間風も防ぐことができるからです。
参考までに、私はスタイロ畳を使用しているため、
畳の厚みも考慮して+8cm(両端4cmずつ立ち上げ)でカットしました。
手順④ カットした透湿防水シートを和室に固定していく(1枚目)
次に、先ほどカットした透湿・防水シートを床に固定していきます。
固定に使用するのは、タッカー(建設現場で内装材の仕上げなどに使用する大きめのホチキス)です。
まずは部屋の角からスタートします。
部屋の端は、3辺が壁に面するので、それぞれ立ち上げるように固定していきます。
長い辺に関しては、透湿・防水シートに記載されている目印を参考にタッカーで固定していきます。
短い辺に関しては、感覚で...。(少ないよりは多い方がいい)
1枚目がズレてしまうと、2枚目以降に影響が出てしまうので、ここだけは慎重に施工してください!
手順⑤ カットした透湿防水シートを和室に固定していく(2枚目以降)
2枚目以降の敷設はとても簡単です。
1つ前に敷設した透湿・防水シート(2枚目なら1枚目)の目印に合わせて、敷いていきます。
タッカーで固定する際には、1つ前の透湿・防水シートと重なった部分に打ち込んでいきます。
そうすることで、2枚のシートの密着性が上がります。
手順⑥ カットした透湿防水シートを和室に固定していく(最後の1枚)
最後の1枚は場合によって面倒になります。
なぜなら、最後の1枚の幅と、残りの床の幅があっていない時です。
奇跡的にピッタリだった方はラッキーです!
幅が合わなかった方は、残りの幅に合わせてカットしていきましょう。
カットするときには、「残りの床の幅」+「1つ前のシートと重なる長さ」+「壁に立ち上げる長さ」で計算してくださいね。
最後の1枚は、3面が壁になるので、それぞれ立ち上げるように固定します。
手順⑦ 気密テープで隙間を塞いでいく
最後に、透湿・防水シートの隙間を気密テープで塞いでいきます。
塞ぐ箇所は、「壁の立ち上がり部分」と「シート同士が重なっている部分」の2つです。
この作業を疎かにしてしまうと、結局、シートの隙間を冷気が通ってしまうので、
全ての作業が無駄になってしまうと言っても過言ではありません。
ここまでの作業で疲れていることだと思いますが、もう一踏ん張りしましょう!
手順⑧ 最終チェックをして、畳を和室に戻していく
ここまでお疲れ様でした。
最後に、全体を見渡して、施工漏れがないか確認しましょう。
透湿・防水シートと気密テープで床が見えなくなっていれば合格です!!
あとは、ゆっくり畳を戻していきます。
畳を戻す際に、シートを強く擦ってしまうと破れてしまうので注意しましょう。
もし、「破れてしまった」「穴が開いてしまった」という場合は焦らず、
気密テープで塞いでしまえば問題ありません。
畳を敷き終えたら、今回の作業に関わった人全員で「お疲れ様!」と言って終了です。
まとめ【透湿防水シートを使って和室の床をDIYで断熱する方法】
私は8畳の和室1部屋を、大人2人で作業しました。
作業日数は、食事と睡眠以外はDIYに専念して2日でした。
また、2月に作業したため、1日目の夜は畳を戻すことが出来ず、和室の気温が氷点下になってました。
なので、真夏や真冬に施工しないことをお勧めします。
もしくは、人海戦術で1日で作業を終わらせてください(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おまけ:今回の作業費用と使用した資材のリンク
ここでは、DIYに掛かった費用と使用した資材を紹介します。ご参考までに。
DIYに掛かった費用
・透湿・防水シート50m 5,800円 ×1ロール
・気密テープ 498円 ×2個
・タッカー 734円 ×1個
・タッカー芯(1000本入り) 250円 ×1セット
合計 7,780円
使用した資材
・透湿・防水シート
住実 透湿・防水シート JTB16(ジューテックホールディングス株式会社)
・気密テープ
エースクロス 50mm×20m(光洋化学)